錦里 完全ガイド
見どころ・歴史・観光情報
錦里（キンリー）は、2300年以上の歴史を持つ成都で最も古い街の一つとされ、隣接する武侯祠（三国志の英雄・諸葛亮を祀る祠）とともに、三国時代の雰囲気を色濃く残す歴史文化街区です。その歴史は秦の時代にまで遡ると言われ、現在の街並みは明清時代の川西（四川西部）の建築様式を基に再現されています。赤い提灯が揺れる石畳の路地、黒いレンガと木造の家屋が立ち並び、一日で古今を往来 するような感覚を味わえる、成都で最も活気ある夜の名所としても知られています。
1. 主な見どころ
🏮 エリア別の楽しみ方
錦里は一本道ではなく、いくつかの路地が絡み合い、多様な楽しみ方を提供します。
• メインストリートと飲食エリア：
o 三国テーマの雰囲気：路地の至る所に三国志にちなんだ商品を売る店や、張飛牛肉などの名物が並び、歴史のロマンを感じさせる雰囲気が漂います。
o 四川小吃のフードコート：錦里は「成都小吃の天堂」とも呼ばれ、龍抄手、鍾水餃、担担麺、夫妻肺片など、四川の名物グルメを一度に味わうことができる屋台や店舗が密集しています。
• 工芸品とお土産エリア：
o 伝統工芸のライブパフォーマンス：糖画（砂糖細工）、皮影戏（影絵人形）、剪纸（切り紙） などの職人技を間近で見学できる店が多く、完成品をお土産として購入することもできます。
o 四川ならではのお土産：蜀繍（四川刺繍）、漆器、パンダグッズ、四川の茶葉など、ここでしか買えないユニークな品物が揃います。
• バーと茶館エリア：
o 古風なバーと静かな茶館：路地の一角には、古い建物を改装したおしゃれなバーや、のんびりとくつろげる伝統的な茶館が点在しています。昼はお茶を楽しみ、夜はライトアップの中でのんびりと一杯楽しむことができます。
2. 歴史物語
📜 錦里にまつわる歴史と伝説
• 「西蜀第一街」の由来：錦里の名前は、蜀漢時代の成都の古称「錦官城」に由来すると言われています。当時、成都は錦（にしき）の生産で有名だったため、「錦の里」という意味で名付けられました。
• 三国志との深い関わり：隣接する武侯祠は諸葛亮（孔明）を祀っており、錦里はその一部として、三国時代の文化や商業の繁栄を再現する役割を果たしています。街中には蜀漢の英雄たちにまつわる商品や物語が散りばめられ、三国志ファンにとってはたまらないスポットです。
3. 観光の前に便利な情報
住所：
通常の開園時間：
休園日：
入場チケット：
四川省成都市武侯区武侯祠大街231号
エリア全体は24時間開放ですが、店舗の営業時間は様々です（大体9:00～22:00）。
なし（年中無休）
無料（店舗での飲食・購入は別途）
4. 観光マナーとご注意
• ベストな時間帯：夕方から夜にかけてが最もおすすめです。夕暮れ時から数百にも及ぶ赤い提灯に灯がともり、昼間とは一味違った幻想的でロマンチックな雰囲気に包まれます。
• 混雑情報：週末や祝日、大型連休期間は非常に混雑します。人混みが苦手な方は、平日の午前中を狙うと比較的ゆったりと散策できます。
• 飲食のアドバイス：軽食は種類が豊富なので、少量ずついろいろなものを試してみるのがおすすめです。辛い物が苦手な方もご安心を。注文の際に「不要辣（ブー ヤオ ラー）」で「辛さなし」、「微辣（ウェイ ラー）」で「辛さ控えめ」とお伝えください。
5. パンダランドトリップのオリジナルツアーサービス
当社パンダランドトリップでは、錦里の表面的な観光ではなく、三国志の歴史と成都の食文化を深く体験していただくための独自サービスをご提供いたします。
• 三国志歴史探訪コース：武侯祠と錦里をセットでご案内。諸葛亮の知恵や三国時代の英雄たちの逸話を交えながら、日本語で分かりやすく解説します。
• 錦里グルメ食べ歩きツアー：ガイドが錦里で食べるべき名物小吃のベスト5をご紹介。注文の仕方や食べ方のコツ、おすすめの店を案内します。
• 職人技体験とフォトスポットご案内：糖画や皮影戏など、伝統工芸の実演を見学できるベストスポットや、赤い提灯が最も美しく映える隠れ家的な写真スポットへご案内します。
• 混雑を考慮した時間設定：幻想的な夜景を楽しみつつ、夕方のラッシュ時を少しだけずらした時間帯にご案内するなど、快適に楽しめるプランをご提案します。
• 日本語での安心サポート：店舗での注文や買い物の際の通訳、お土産選びのアドバイスまで、日本語スタッフがしっかりサポートいたします。
パンダランドトリップと共に、錦里の赤い提灯が照らし出す、古くて新しい成都の夜を体験してください！
