
磁器口古鎮 完全ガイド
見どころ・歴史・観光情報
磁器口古镇(じきくち こちん)は、嘉陵江(かりょうこう)の畔に千年の歴史を刻む、重慶の「古い街」 です。その歴史は宋の時代にまで遡り、明・清時代には陶磁器の生産と積出港として大いに栄えたことからその名が付きました。現在では、石畳の路地、木造の古い建物、賑やかな店舗が当時の面影を残し、重慶の「山城」特有の風情と市井(庶 民)の活気を体感できる最も代表的なスポットです。訪れる人は、路地裏に響く店主の呼び声、食欲をそそる料理の香り、昔ながらの手工芸に触れながら、昔の重慶の喧騒と人情を肌で感じることができます。
1. 主な見どころ
🏮 路地裏の楽しみ方
磁器口は一本のメインストリートと、無数の路地からなり、様々な楽しみ方ができます。
• 磁器口正街(メインストリート):
o 観光客で最も賑わう中心の通り。陳麻花(チェンマーファ、からくりの効いた揚げ菓子) や古鎮鶏雜(鶏の内臓煮込み) などの名物料理を提供する店が軒を連ね、試食をしながらの食べ歩きが楽しめます。レンガ造りの古い建物は、そのまま店舗として利用されています。
• 路地裏と隠れ家的スポット:
o メインストリートから少し外れると、急な階段や細い路地が広がる、より生活に近い風景が広がっています。昔ながらの茶館では、地元の人々に混ざって一杯のお茶とんびにつかることもでき、のんびりとした時間を過ごせます。
• 鍾家院などの中庭式住宅:
o 清代の宮廷建築様式を残す伝統的家屋で、当時の富裕な商人の生活ぶりを窺い知ることができます。喧騒から離れて一息つける静かな空間です。
• 嘉陵江の河岸:
o 路地の喧騒から抜け出れば、眼前に広がるのは雄大な嘉陵江の流れです。河岸ではお茶を楽しみながらくつろぐ地元の人々の姿が見られ、古镇のもう一つの顔を感じられます。
2. 歴史物語
📜 磁器口にまつわる歴史と由来
• 「龍隠鎮」から「磁器口」へ:明の時代、この地は「龍隠鎮」と呼ばれていました。その後、清朝期に陶磁器産業が急速に発展し、最も繁栄した時期には1,000以上もの陶磁器工房が立ち並び、その製品が嘉陵江の水運で全国へ運ばれたことから、いつしか「磁器口」と呼ばれるようになりました。
• 水運の要衝:かつては「朝に重慶を発ち、暮に磁器口に着く」と言われるほど舟運が盛んな港町でした。現在でもその名残を感じさせる風景が随所に残っています。
3. 観光の前に便利な情報
住所:
通常の開園時間:
休園日:
入場料:
重慶市沙坪坝区磁器口镇
エリア全体は24時間開放。店舗の営業時間は大体9:00~22:00。
なし(年中無休)
無料(店舗での飲食・購入は別途)
4. 観光マナーとご注意
• 混雑情報:週末と祝日は信じられないほど混雑します。比較的落ち着いて散策したい方は、平日の午前中を狙うことを強くおすすめします。
• 食べ歩きのアドバイス:名物の「陳麻花」は店舗によって味が異なります。お好みの店で試食してから購入しましょう。辛いものが苦手な方は、料理の注文時に「不要辣」と伝えることをお忘れなく。
• 歩きやすい靴で:石畳の道は凹凸が多く、メインストリートから外れると急な坂道や階段が待っています。歩きやすい靴は必須です。
5. パンダランドトリップのオリジナルツアーサービス
当社パンダランドトリップでは、混雑を避け、磁器口の表面だけでない深い魅力を発掘し、本物の重慶の市井文化を体感していただくための独自サービスをご提供いたします。
• 混雑回避・朝一番プラン:観光客が押し寄せる前に町を訪れ、静かな朝の磁器口で素顔の風情を楽しみながら、最も人気のある「陳麻花」の老舗で列に並ばず購入します。
• 美食食べ歩きガイド:ガイドが衛生面も考慮した上で、外せない名物料理を厳選。注文の仕方や食べ方のコツ、隠れ家的な美味しい店をご案内します。
• 路地裏と絶景スポット探検:観光客が通り過ぎてしまう路地裏や、古镇と嘉陵江を一望できる隠れ家的な写真スポットへご案内します。
• 伝統茶館でのんびり体験:地元客でにぎわう活気ある茶館や、静かにくつろげる隠れ家茶館で、重慶のんびりとした時間を体験。お茶の入れ方や楽しみ方をご紹介します。
• 日本語での完全サポート:店舗での注文や買い物の際の通訳、値引き交渉のサポートまで、日本語スタッフがしっかりとお手伝いします。
活気と情趣にあふれる磁器口古镇を、混雑を避けて深く体験するには、パンダランドトリップの日本語ガイド付きツアーが最適です。路地裏に詳しいガイドが、重慶の原風景を感じる思い出深い散策をご案内します。詳細については、お気軽にお問い合わせください。



